土間のこと その2
- 2023/3/10
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10年前くらいはLDKに土間があると、寒いし暖房効率も落ちるという致命的なデメリットがあり、薪ストーブを採用される住宅以外でほとんど土間を見ることはありませんでした。
サッシからの冷気と土間の冷気の、負の相乗効果でLDKは底冷えしてしまうからです。
‟寒いのを我慢してまで土間は必要ない”との意見も多く聞かれました。
しかし最近の日本の住宅はサッシの性能も向上し、建物全体の断熱性能が飛躍的に上がっています。
高気密高断熱の住宅が当たり前になる中、間違った知識も定着していて
‟高気密高断熱の住宅は窓を開けられない”
お客様からこの言葉を耳にします。
この言葉の正確な意味は
『花粉の時期や猛暑、極寒の時に窓を開けなくても快適に過ごすことができる。』
ということです。
あとは‟魔法瓶のような家”というキーワード
魔法瓶の蓋が空いていたら中の温度は一定に保たれません。
そこから‟窓を開けられない”につながっているようですね。
暖房効率が良いことを言いたいのであって、窓が開けられないことを言いたいのではないということ。
こんな誤解があったり、アウトドアの外のイメージが強いので、アウトドアテイストの住まいは高気密高断熱仕様じゃない家で、ある程度我慢しながら楽しむような印象を持たれますが、遊箱の定義は違います。
高気密高断熱の高性能な家だからこそ、自由に人生を楽しめる箱になる!
冬でも思いっきり外で遊んで、中に入ると暖かい。
夏も外の暑さを楽しんで、家の中で涼める。
高気密高断熱の家だからこそ、身近にアウトドアを楽しむことができるんですよ。
それが遊箱